MMPI 新日本版研究会のオフィシャルサイト
全国規模の標準化作業を終えMMPI新日本版が1993年に世に出てから、すでに17年の歳月が経過しました。その間、標準化作業に携わったメンバーを中心にMMPI新日本版研究会が結成され、MMPI新日本版に関する基礎研究はもとより、臨床事例の収集、各種集団の典型プロフィールの収集に努力してきました。そしてそれを形にするために、MMPI研究・臨床情報交換誌が1995年より発行されています。故田中富士夫先生の「発刊の辞」には「メンバーが個々に積み重ねてきている経験と知識をメンバー全員の共有財産とすることが、今一番必要なことであろう。」と述べられています。研究会発足当初は故田中先生が代表を務められましたが健康上の理由から退かれ、2004年からは私が代表をさせていただいています。MMPI研究・臨床情報交換誌も年1回のペースではありますが、編集委員会による査読を経て発行を続けています。その成果として2010年度からは国立国会図書館の雑誌記事索引採録誌の一つとして認められ、CiNiiによって検索できるようになりました。
当研究会は最初、33名でスタートし東海北陸地区でほぼ100%を占めているという状況でした。しかし2010年末には会員数99名東海北陸地区以外の会員が40%程度を占めるようになり、徐々にですが会員が各地に広がっています。これも会員個々の取組の成果であるとともに、「MMPIを理解する人が増えるべき」という温かい応援を送ってくださる関係者の方々による研修の場を設けていただいていることによるのではないかと感謝しています。
全国各地で活躍する会員の中には、MMPIに関するさまざまな疑問があるにもかかわらず相談できる相手が身近にいなくて困っているという状況にあるのではないかと思います。そのような状況の改善に役立つようにと、当研究会ではこの度、ホームページを立ち上げました。MMPI関連の学会発表、研修会のお知らせをするとともに、会員の皆様からのさまざまな疑問に迅速に対応し、臨床の場に役立つさまざまな形での研究を活発化させていきたいと考えています。そして2011年度には会員相互の交流会を開催したいと準備を進めています。また懸案事項であった集団プロフィール集の作成のための編集委員会を作り、その基本構成をつめているところです。
以上のように微力ながら少しずつでもやれるところからMMPIの発展のために努力していきたいと考えています。会員の皆様には引き続きご支援の程、よろしくお願い申し上げます。
MMPI新日本版研究会 代表 木場 清子
第1条 | 本会はMMPI新日本版研究会と称する。 |
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第2条 | 本会は、MMPI新日本版を用いた研究活動と臨床活動を推進し、会員相互の情報交換を行うことによって、会員の資質の向上を図ることを目的とする。 |
第3条 | 本会の事務局は、石川県立看護大学武山研究室内に置く。 |
第4条 | 本会は第2条に掲げた目標を達成するために、下記の事業を行う。
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第5条 | 本会の会員は正会員および賛助会員とする。
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第6条 | 会員は、本会が営む事業と活動に参加し、本会が発行する機関誌その他の刊行物の配布を受けることができる。 |
第7条 | 会員は、年度会費を納入しなければならない。会費の額は別に定める。 |
第8条 | 本会の運営にあたるため、運営委員若干名を置く。運営委員の選出方法は別に定める。運営委員の任期は3年とする。 |
第9条 | 機関誌編集のために編集委員若干名を置く。編集委員は運営委員会が委嘱する。 |
第10条 | 機関誌の編集規定ならびに執筆・投稿規定は別に定める。 |
第11条 | 会務を執行するために事務局員を若干名置く。 |
第12条 | 本会の会計年度は4月1日に始まり、翌年の3月31日に終わる。 |
第13条 | 本会の収支決算は年度毎に会員に報告する。 |
第14条 | 本会の会則は変更することができる。変更の手続きは別に定める。 |
代表者:木場清子(羽咋郡押水町河原ハ-4)
事務局(会計):武山雅志(かほく市中沼ツ7番1号 石川県立看護大学内)